バルト海の秘密

やっぴー＾＾

突然のtellだった。

それはラルゴさんからで商会に今日から入ったのでよろしく

という内容でした。

何人かの商会員は彼を知っているらしく親しく話をしている。

彼はバルト海に長く住んでいたのでバルト海付近のことなんでも知っているらしい。

話を終えた彼はゆっくりと私の方に歩いてきた。

「実は相談があるのです。」　彼は疲れているように見えた。

初対面の私にどんな相談？と私はすこし驚いた。

すると彼はバルト海に面する街でストックホルムの事を

語りだした。

「ストックホルムには行った事がありますよね。実は

深夜の２時くらいのことなんですが・・・」　彼は両手で頭を抱えている。

「誰もいないはずの街なのに話声が聞こえるのです」

それは衝撃敵な話でした。

いつもの様に寝る準備をしていた彼はヒソヒソと話す声が聞こえてきたそうだ。

「毎日２４時間働いて、休みと言えば火曜日の１０時半から１３時半だけなんて

やってられないよ・・・」

「本当、３６５日（閏年を除く）働いて疲れるよねぇ」

「海賊とか強襲兵とかはいいよなぁ、人がくれば出ていけばいいんだもの」

彼は声のする方にとそっと気付かれないように近づいていったそうだ。

それは酒場の近くで、いるはずの無い人が数人あつまっている。

よく見ると、銀行員、街役人、道具屋、交易店で働いている人だった。

どうやら人がいないのを見計らって集まっていたようだ。

「非常にまずいものを見てしまった。心の中にしまって誰にも言わないでおこう。」

しかし、この事を誰かに相談したくて私を選んだそうだ。

私は悩んだ末にこう答えた。「こーえーに言いましょう。」

彼の顔が明るくなったのはいうまでもない。